知らないと大変!葬式塾

葬儀の装いは、故人を悼む気持ちを表現する

2017年09月28日
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お葬式は、故人に別れを告げて見送るための儀式です。そのため、ふさわしい服装を選んで参列するのがマナーです。まず、喪主とその親族は、原則として喪服を着用します。ただし、学生の場合は、色やデザインが派手でなければ、学校の制服等を着ても構いません。

成人の親族であれば、喪服で参列することが望ましいので、持ち合わせていなければ早めにレンタルの手配をしておきましょう。一般の会葬者の方も、故人の死を悼む気持ちを込めた服装で参加することが大切です。華美な装いやカジュアルな軽装、大きく肌を露出させたスタイルは避けてください。

男性は、ブラックスーツを着用するケースが多く見られます。もし、勤務先等から直接訪問する場合には、ダーク系のスーツを選んで、ネクタイも黒か地味な色調に交換します。女性の参列者は、ブラックか濃紺、グレーなどの色合いのスーツやワンピースを選択し、メイクアップやヘアアレンジはできるだけ控えめにします。

アクセサリー類もはずしますが、パールのネックレスまたはイヤリングなら、付けても差し障りないとされています。「お通夜なら平服で」と考える方もいらっしゃるようですが、お通夜で弔問するときにも喪服で伺ったほうが無難といえます。

また、会場の受付や案内等の係を担当する方は、遺族の代理として行動することになりますので、必ず喪服を着用してください。その際、ネクタイ、靴下や靴・バッグ等の小物も黒色で統一します。担当者は、男性は、上下ブラックスーツに白いワイシャツ、女性なら、黒いワンピースやスーツで、肌の露出は極力抑えた服装です。

ストッキングは肌色または黒色を、も黒で揃えましょう。男女ともに、エナメルの材質や光る装飾の付いた靴は好ましくありません。髪の長い方は、きちんと束ねて慎みのある髪型にし、派手な化粧やヘアアクセサリも避けてください。

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